におう顔汗、においのない顔汗…同じ汗でにおいに差があるのはなぜ?

admin 顔汗原因

顔に汗をよくかくからといって、それが全て「汗かき」というわけではありませんし、「汗をかく=汗くさい」というわけでももちろんありません。

けれども「汗=くさい」というイメージが進行していることもあり、汗かきの人はにおいを気にする人が多いようです。

特に、女性の顔や頭部は男性の鼻に近い位置にあることから、「顔のにおいを消すにはどうしたらいいの?」「20代女性なのに顔がにおう」「夕方になると、顔のにおいが気になる」「朝起きた時から顔がくさい」など、顔の汗とにおいを気にする人が増えています。

 

これらの「においのある汗」は、運動不足や人間関係のストレス、肉中心の食生活などさまざまな原因が考えられます。また、汗腺が衰えてしまうと、においのある汗をかきやすくなってしまうこともあります。

 

顔汗の原因

顔に汗をかく原因は、人それぞれです。

もともと汗は、体温調節を行うためにかきますが、それだけでなく精神的なストレスが原因の場合もありますし、ホルモンバランスが乱れたり汗腺機能の衰えが原因である場合もあります。

 

におう汗、においのない汗

汗にも、におう汗、においのない汗があります。

汗は、汗腺から出ますが、この汗腺には大きく分けて「エクリン腺」「アポクリン腺」「皮脂腺」の3つの種類があります。

 

○エクリン腺

エクリン腺は、体温の調節をするための温熱性発汗、緊張や不安を感じた時に出る精神的発汗、辛いものや熱いものを食べた時に出る味覚的発汗があります。

エクリン腺から出る汗は、90%以上が水分であり、ほとんどにおいはありません。

しかし、汗腺の機能が衰えてしまい、水分と一緒にミネラルを出してしまうと、ベタベタとして皮膚常在菌が繁殖しやすくなってしまい、汗のにおいが強くなってしまうことがあります。

 

 

○アポクリン腺

そもそも、アポクリン腺の役割は体温調節ではなく、体臭の原因である「においのある汗」を出すことにあります。

エクリン腺が全身に分布しているのに対して、アポクリン腺はわきの下やデリケートゾーンなど特定の部分だけに存在しています。これは、アポクリン腺が動物から進化した名残として、異性をひきつけるためのフェロモンのような役割を担っているためです。

 

 

○皮脂腺

皮脂腺は、油脂成分を分泌する汗腺です。

皮脂腺は、過剰分泌されると、もともとにおいのないエクリン腺からの汗のにおいまで強くする働きを持っています。

顔汗のにおいが気になる方は、皮脂腺の働きが活発になり過ぎないように、動物性脂肪の過剰摂取に注意するようにしましょう。

 

顔汗のにおいをおさえる5つの方法

様々な原因によって私たちを悩ませる顔の汗。

この顔の汗を少しでも抑えるために効果的な5つの方法をご紹介します。

 

1. 汗そのものをおさえる

顔汗のにおいを抑えるためには、汗そのものを抑えるのが最もスタンダードな方法です。一般的に制汗剤というと、脇の下の汗を抑えるための商品が中心ですが、身体より皮膚の薄い顔にも使える優しい成分の制汗剤もありますので、試してみるとよいでしょう。

 

2. 女性ホルモンバランスを整える

特に女性の場合、ホルモンバランスが乱れると自律神経が乱れ、汗をかきやすくなってしまいます。

男性ホルモンは汗腺の機能を活発にする働きをし、女性ホルモンは汗腺の機能を抑制する働きをもっています。

けれども、女性ホルモンのバランスが乱れると、汗腺を抑制する機能が弱まって汗を出しやすくなってしまいます。

女性ホルモンのバランスを整えるためには、食生活を見直したり上手にストレスを解消していくことが大切です。

 

3. 食生活を見直す

女性ホルモンのバランスを整えるためには、大豆イソブラホンや昆布、魚や野菜などのたんぱく質をバランスよく摂取することが大切です。

また、肉類ばかり食べていたりお酒を飲んだりといった、不摂生な食生活は活性酸素が増えて皮脂腺に悪影響を与え、においが強くなります。

活性酸素を減らすビタミンCやEも忘れずに摂取するようにしましょう。

 

4. 運動をする

運動不足は、汗腺の機能を低下させてしまい、においのある汗をかきやすくなってしまいます。また、運動不足は酸化反応を促進させてしまうため、加齢臭が発生する原因にもなります。

運動といっても、いきなりハードな運動をする必要はありません。

軽いウォーキングやストレッチだけでも、十分効果はあります。

 

5. 良質な睡眠をとる

睡眠不足が続くと、女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が低下して、汗腺の機能を抑制する働きが衰えてしまいます。

良質な睡眠も、ホルモンバランスを整え汗の機能を正常に保つために、とても大切だということを忘れないようにしましょう。

 

「におう顔汗、においのない顔汗」まとめ

以上、におう顔汗、においのない顔汗の原因とその対策方法についてご紹介してきました。これまでご紹介してきたように、汗は全てがにおうわけではなく、におう汗、におわない汗があります。

ただ、人は見た目を重視する傾向があり、臭覚もそれにつられやすいものです。

「汗かき=におう」というイメージを与えたくない時には、まず制汗剤などで汗そのものの量をおさえたり、身なりから清潔感を持つことも大切です。