顔汗もかいてしまうPMS(月経前症候群)とは?

admin 更年期

月経前になるとだるくなったり、急に汗をかくようになったり、気持ちが落ち込んだりするといった経験のある女性はたくさんいるのではないでしょうか。これは、PMS(月経前症候群)といって、毎月月経前になるとあらわれる不快な症状のことを指します。

PMSのこのような症状はひとつではなく、いくつもの症状があらわれ苦しむ人も少なくありません。

それでは、このようなPMS(月経前症候群)はなぜ起こるのでしょうか。そしてどのように対処すればよいのでしょうか。

 

PMS(月経前症候群)とは

PMS(月経前症候群)とは、毎月月経前になると身体や心にあらわれる不快な症状のことをいいます。

PMSの症状は人それぞれさまざまで、腹部膨満、頭痛、手足のむくみといった身体の不調だけではなく、不安、イライラ、緊張などの心の不調もあらわれる人もいます。

また、PMSの症状はひとつではなく、複数の症状が同時にあらわれてしまい、そのせいでとても辛い思いをしている人もいます。

 

更年期の症状に似ているPMS

PMSの症状は、更年期の女性にあらわれる不調とよく似ているので、30代女性のなかには「もう更年期になったのか」と勘違いする人がいます。

けれども、更年期の症状は一般に45歳~55歳の女性にあらわれるものですから、30代の女性であれば、このPMSが原因の不調である可能性が大きいといえます。

また、PMSだけでなくストレスによる自律神経失調症などが原因になることもあります。

 

PMSはなぜ起こる?

PMSがなぜ起こるのかという理由は、実はまだよく分かっていないのが実情です。

けれどもPMSが排卵期の黄体期に起こることから、女性ホルモンであるプロゲステロンが関与していることは間違いないといえるでしょう。

※プロゲステロンとは、女性ホルモンの一種で黄体ホルモンとも呼ばれますが、妊娠しなかった場合には、このプロゲステロンの分泌量が急激に低下することで子宮内膜がはがれ、月経が起こるしくみになっています。

 

黄体期に起こるPMS

PMSは、排卵後プロゲステロンが分泌される黄体期にあらわれる症状です。

PMSは、月経は始まる1週間前から出現して徐々に増強し、月経前にもっとも症状が重くなるパターンが多いですが、この時期や期間は人それぞれ異なります。

ここで大切なのが、PMSは月経後の次の排卵までは症状が起こらないということです。もし他の期間でも同じような症状が現れる場合には、それはPMSではありません。

 

PMSを乗り切るためには

PMSの辛い症状を乗り切るためには、まず自分の月経周期、基礎体温、時期ごとの症状をしっかり把握することが大切です。

自分の症状が分かれば、不快な症状があらわれる前に余裕をもって対処することができるようになります。

 

基礎体温をつけて症状を把握

基礎体温をつけることは、症状を把握するのにとても役立ちます。

【基礎体温のつけ方】

・日付けを記録

まずは日付けを記入します。

 

・月経周期の記録

月経が開始した日を始まりとして、次の月経が始まる前日まで日数を記録します。

 

・基礎体温の計測

基礎体温は、できるだけ毎日測るようにしましょう。

基礎体温は毎日目が覚めた時に寝たままの状態で、婦人体温計を舌の下に入れて測ります。

 

・症状の記録

あらわれた不快な症状を「とても激しい症状か」「日常生活に影響が出るほどの症状か」「症状があらわれるが、我慢できるほどの症状か」といったレベルで評価していきます。また、その日にあった出来事や行った運動、食生活なども自由に書き込むようにするとよいでしょう。

 

アロマやマッサージ

PMSの症状を軽減するためには、バランスのとれた食生活や適度な運動、良質な睡眠などが欠かせませんが、アロマオイルやマッサージでも症状をやわらげることができます。

アロマオイルは、さまざまな種類がありますが、PMSに効果が期待できるのは、クラリセージという精油です。クラリセージには女性ホルモンのエストロゲンに似た作用があるので、ホルモンバランスを整えることができます。

また、ローズマリーには痛みの緩和や血行促進に効果がありますし、ラベンダーは子宮の緊張をほぐす効果が期待できます。

これらのクラリセージ、ローズマリー、ラベンダーなどのオイルを混ぜて下腹部、腰回り、内股に塗りながら軽くマッサージすると、お腹の張りを抑えることができたり、腰のだるさが消えて楽になることがあります。

 

辛くなったら婦人科へ

PMSの症状が重くて辛い時には、我慢せずに婦人科を受診してみましょう。

婦人科では、PMSをやわらげる漢方薬などさまざまな治療が用意されています。

放っておくと本人が辛いだけでなく、周りの家族や友人との人間関係に影響が出てしまうこともあります。身体的な不調だけでなく精神的な不調が強い場合にはとくに婦人科を早めに受診するとよいでしょう。

 

PMS(月経前症候群)の原因、対処法のまとめ

以上、PMS(月経前症候群)の原因、対処法についてご紹介してきました。

PMSの症状は人によってまた月経周期によっても違います。また、その時の疲労やストレスによっても症状の出方が変わってきます。

 

だるさやイライラを感じた時には、前述したアロマオイルマッサージがおすすめですが、「生理前になると顔に急激な汗をかく」といった、多汗の症状に悩んでいる人は、制汗剤の利用もおすすめです。

基礎体温を測って、不調の時期が予測できるようになったら、その時期だけでも「サラフェプラス」という顔にも使える制汗剤を使って、上手にPMSを乗り越えるのもよいでしょう。