ほてり、のぼせ、顔の汗…「更年期障害」の程度を左右する3つの要因

  admin 更年期

更年期には、のぼせやほてり、顔の汗といった身体的な不調や、イライラや落ち込みといった精神的な不調があらわれることがあります。

 

症状の出方は人それぞれで異なり、主に

「精神神経系統の症状」

「運動器官に出る症状」

「泌尿器系に出る症状」

に分けることができます。そして、これら症状の程度を左右する要因は、主に3つの要因があるとされています。

 

更年期障害とは

更年期障害は、その正式名称を「更年期不定愁訴症候群」といいます。

女性は、45歳以上になると女性ホルモンが急激に減少し始めます。

そして、暑くもないのに突然顔に大汗をかくようになったり、ほてりを感じるようになったりすることがあります。

また、動悸や不眠、頭痛や肩こりに悩まされたり、イライラや気分の落ち込みなどに悩まされたりすることもあります。

顔汗などの症状は、顔にも使える制汗剤やサプリメントで症状が改善されることがありますが、更年期障害の症状が重くて日常生活に支障が出る場合には、症状に合わせて治療や薬物投与を行っていくのがよいでしょう。

 

精神神経系統の症状

精神神経系統の更年期症状としては、不眠、イライラ、落ち込みなどの症状があります。

女性ホルモンであるエストロゲンには感情を制御する働きがありますが、更年期にはこのエストロゲンが減少することで、自律神経のコントロールがしづらくなることが原因とされています。

 

運動器官に出る症状

運動器官に出る更年期症状としては、肩こり、腰痛、頭痛、関節痛などの症状があります。

これらの症状は、女性ホルモンのバランスが乱れて自律神経失調を引き起こすことが原因とされています。

 

泌尿器系に出る症状

泌尿器系に出る更年期症状としては、頻尿、尿失禁などの症状があります。

これらの症状は、膀胱粘膜や膀胱括約筋、骨盤底筋肉などが萎縮することが原因であらわれます。

 

更年期障害を左右する3つの要因

更年期障害は、家庭環境や仕事環境、精神状態や性格などによって症状やその度合いがさまざまです。

また、日によって症状の出方や度合いが異なるのも、更年期症状の特徴です。

そして、この症状の出方や度合いを左右する要因は「身体的要因」「心理的要因「環境的要因」の3つがあるとされています。

 

身体的要因

更年期のさまざまな不調は、更年期にエストロゲンの分泌量が減少することが原因で起こります。

女性ホルモンであるエストロゲンは、女性の身体のさまざまな機能を調節していますが、このエストロゲンが減少することで、バランスが乱れ、それがさまざまな不調が引き起こされることになるわけです。

 

ただし、ホルモンの変調に対する適応能力に個人差があるため、あらわれる症状は人によってさまざまです。また、更年期症状が出始める年齢やその度合い、そして症状についても、個人差があります。

 

心理的要因

更年期症状として身体的に変調をきたすようになると、それがストレスとなり、心理的にもダメージを受けることがあります。

そして、更年期症状の度合いをさらに悪化させるという悪循環に陥ります。

ストレスに過敏に反応する人の場合には、更年期障害に加えてうつ症状を発症してしまうこともあります。

またその一方で、更年期症状を楽観的にとらえる人は、症状も比較的軽度で済むことが多いようです。

 

環境的要因

45歳から50歳にかけて、女性は生活のなかでさまざまなストレスを抱えることが多くなるものです。

両親の介護問題が持ち上がるのもこの時期ですし、子どもの教育問題、結婚や独立といった問題で悩むことが増える場合もあります。また、夫婦関係が変化して家庭内で気持ちが休まることがない、ということもあるようです。

このような環境的変化が複数重なると、精神的ストレスが増大し、さらに体調が悪化してしまうことがあります。

それまであまり気にしなかったような出来事でも、必要以上にイライラを感じるようになったり、日常生活にも大きな影響を及ぼすこともあります。

症状が辛い場合には、専門医を受診することで、不快な症状を緩和させることができる場合もあります。

また、周囲の友人知人に悩みを打ち明けたり、家族に更年期障害の理解を求めることで、気持ちが落ち着くこともあります。

「周りが理解してくれる」「自分一人で耐え続ける必要はない」と安心するだけでストレスが軽減し、更年期障害の不調が改善することもあります。

 

「更年期障害の程度を左右する3つの要因」まとめ

以上、更年期障害の程度を左右する3つの要因についてご紹介しました。

これまでご紹介してきたように、更年期障害は、顔のほてり、のぼせ、腰や手足の冷え、頭痛、めまいと言った身体的な不調から、不眠や躁鬱、イライラや不安などの精神的な不調までさまざまな症状が発症します。そしてその程度は人それぞれ異なり、日によって度合いも異なります。

 

しかし、これらの症状の程度を左右する「身体的要因」「心理的要因「環境的要因」の3つの要因を理解し、それぞれに必要な対処をすることで、症状を軽減させることは十分可能です。

 

「歳だから」と、辛い更年期障害を我慢してやり過ごそうとされる方もいますが、早めに的確な対処法、治療を受ければ、更年期障害の症状を軽減させることは十分可能です。