顔汗が止まる薬はあるの??タイプ別のお薬をご紹介

admin 顔汗対策

バッチリお化粧したにも関わらず、顔汗をかいてせっかくのお化粧がヨレてしまうなど、汗には悩まされます。

汗を止める特効薬はないか探している方もいるのではないでしょうか。顔汗を止める薬にはどのような種類があるかご紹介していきます。

1. 即効性と効き目がある「抗コリン薬」

「抗コリン薬」とは、アセチルコリン(神経から神経に信号を伝える伝達物質)の働きを抑制する薬の事です。

汗を出す指令を下す信号が遮断される為、汗を抑える作用があります。最も有名なものは医薬品「プロバンサイン」という商品です。これは薬局には売っておらず、医者から処方してもらう必要があります。

  • プロバンサイン
  • ポラキス
  • ベシケア

メリット

  • 漢方などと比べると早く効く
  • 医薬品なので、制汗剤などよりも汗を止める効果がある(口コミサイトより)

デメリット

  • お医者様への通院が必要
  • 処方箋が必要
  • プロバンサイン以外は多汗症に対して保険適用がない(自費負担)
  • 副作用がある

 

特徴的なデメリットは神経伝達を阻害するので、他の体液の分泌も抑制されてしまいます。

具体的には、唾液の減少による口の渇きや尿が出なくなる胃液や腸液の減少に伴う消化不良などです

また、汗本来の機能である発汗を止めてしまう為、体内に蓄積した熱を外へ逃がすことが出来なくなります。それにより熱中症になるリスクが増えてしまいます。

また、米国の高齢者調査によると、抗コリン薬を3年以上毎日服用すると認知症を発症する確率が1.5倍に上がるという検証もあります。(こちらは外部の有料記事となります。)

他の記事もあるので、ご参考下さい。

しかし、あくまで確定ではなく、このようなデータがあるという段階です。

顔汗を止めたい際には、お医者様との相談の上ご使用してください。

2. 効果が出るのは長期的「漢方薬」

体調を整えるもの、自律神経のバランスを整えるものなど、身体の抵抗力や代謝を高めて症状にアプローチするのが漢方薬です。

症状により、処方される漢方薬の種類もかわります。また、下記の一例以外にも漢方薬がありますので、どのような薬が良いかは処方するお医者様に相談してください。

別の記事では、より詳しく漢方薬を解説しています。

メリット

  • 副作用が少ない
  • 体質改善に伴い、身体全体の調子が良くなる

デメリット

  • 効果がでるのに時間がかかる
  • 費用がかさむ
  • 経験が浅いお医者様だと、逆効果になる場合がある

 

最大の欠点は体質変化の為、長期的な視野が必要になります。すぐに効果を感じたいという方には不向きでしょう。

また、漢方薬は体質にそって出される為、診断を誤ってしまうと逆効果になる漢方薬もあります。

しかし、正しい処方で出された漢方薬は副作用のリスクは極めて少ない為、お医者様の見極めが大切です。

 

3. 精神面の汗対策「抗不安薬」

精神的な不安や緊張からの発汗に対しては抗不安薬が適しています。

SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)という比較的副作用が少ない薬が主流です。

SSRIは漢方薬と似て、即効性ではなく長期的な服用が必要になります。端的に作用を説明すると、緊張を和らげる・感情の制御に関わる神経伝達物質「セロトニン」を増やし、効率よく神経から神経へ信号を送る働きを助けてくれる薬です。下記のような薬があります。

  • パキシル
  • セルトラリン

メリット

  • 抗コリン薬よりも体への負担が少ない
  • 抗コリン薬よりも副作用がない

デメリット

  • 精神を安定させる薬なので、汗自体を止める訳ではない
  • 薬によって依存性が高く、副作用もある

 

他には、ベンゾジアゼピン系抗不安薬という即効性がある薬もあります。

こちらは即効性が強い為、副作用も相応にあります。依存性が強く、服用しないと不安になり大量摂取してしまう可能性や強烈な眠気も出てきます

  • デパス
  • グランダキシン
  • ソラナックス

どちらも汗そのものを抑える薬ではありませんが、緊張してどうしても汗をかいてしまうというタイプの方にはおススメです。

4. 医薬部外品の「塩化アルミニウム」など

肌に制汗剤の膜をはり、汗をせき止める塩化アルミニウムは海外製の制汗剤によく使用されています。制汗成分の中では比較的効果が高い部類ですが、効果が高い分肌に負担が大きい事が特徴です。

メリット

  • 医薬品ではないので入手しやすい
  • リスクが少ない
  • 副作用が少ない
  • 他の薬と比べると入手しやすい

デメリット

  • 肌が荒れやすい
  • 汗を完全に止める事ができない

 

医薬部外品とは、簡単に言うと医薬品より効果は低いが、副作用などのリスクが少なくドラッグストアなどで手軽に入る商品の事です。

よく見かける脇や身体用の制汗剤「8×4」や「Ban」などには「クロルヒドロキシアルミニウム」という制汗成分が入っています。

欧米の制汗剤は塩化アルミニウムが含まれている制汗剤の方が多く販売されていますが、塩化アルミニウムは効果がある分、肌が荒れやすいという欠点もあります。

日本国内にも塩化アルミニウム配合の制汗剤がありますが、法律上配合の上限が決まっており、市販されているものの中で最も含有量が多い商品が「オドレミン」で13%配合されています。また、海外製の制汗剤で有名な「パースピレックス」の手足用は25%とかなり高濃度です。

肌荒れのリスクはとても高い為、顔には絶対に使わない方が良いでしょう。

もし顔汗に使える医薬部外品の制汗剤を探すのであれば、顔に使う目的の為に作られている顔用の制汗剤があるので、そちらを。

まとめ

医薬品の中でも使用してすぐに汗を抑えるというタイプの商品や、長期的な改善を行う漢方薬、神経をリラックスさせて発汗を防ぐ薬など、様々なタイプがあります。

どちらの商品も一長一短ではある為、どの薬または医薬部外品で顔汗を抑えていくかはどのような発汗タイプなのか、どうやって汗を抑えたいかで決まっていきます。

まだ決められないという方は、医薬部外品から初めてどちらが自分の身体に適した商品かを見極める方と良いでしょう。