ひどい顔汗は病院へ!どこへ行けば?どれぐらいかかるの?

  admin 顔汗対策

「なんだか年々顔汗がひどくなってる・・・もしかして更年期?!」など顔汗に悩む女性は多くいらっしゃいます。

アンケートによると顔汗を何とかしたいにも関わらず、顔汗の対策は約70%の方が何もしていないと答えています

 

※モニプラアンケートより 回答数112名

 

 

対策を取られている方でも53.4%の方は、タオルやハンカチで拭くなどの一時的な対応しかしていません。

これからの時期、顔から滴るダラダラ汗を抑える為には、病院に行く方が良いかもしれません。一時的な対応で何とかできる事は多いですが、顔汗が恥ずかしいと悩んでいる方は、根本的な対策を検討する方が良いかもしれません。

 

代表的な顔汗の根本的対策には3つ方法があります。

医薬品を使用する。

手術をして汗を止める。

漢方薬やサプリメントを使用して、中長期的に体質を改善していく。

 

今回は病院で対策する場合に何科を受診すれば良いか、どれぐらい費用が掛かるかを紹介していきます。

 

1 病院に行く前に…そもそもなぜ顔汗が止まらない?

 

 

 

 

 

 

生まれつき汗をかきやすい体質の方や後天的にホルモンバランスの変化で汗かき体質に見舞われてしまうなど、原因は様々です。

汗かきは何タイプかあり、系統別にみると大きく3つに分類されます。

また、相互的にタイプが作用しあう場合もあります。

 

①精神性発汗型多汗

緊張した際に汗をかいたことはありませんか。俗にいう『冷や汗』です。

緊張や、興奮、痛みやホルモンバランスの変化などが由来でかく汗です。原因がなくなれば汗は引きます。例えば、プレゼンの発表があり緊張して汗をかきやすくなると思います。しかし、プレゼンが終わると安堵して緊張がなくなるので、発汗も止まります。

よく汗をかく人だと、『汗が出ているのを見られたくない』と余計に緊張したり、不安になり更に汗をかいてしまうといった発汗の連鎖が起きてしまい、汗が止まらないと悩む方もいらっしゃいます。

更年期の症状による発汗もこちらに当てはまると言われています。緊張や興奮ではなく、ホルモンバランスが原因なので、一過性ではなく突然発汗が起こります。

その為、いつ起こるかと予測することが難しくより「汗をかいたらどうしよう」と脅迫観念に迫られて発汗がひどくなるという負の連鎖が起きやすい方が多くいらっしゃいます。

 

②温熱性発汗

スポーツを行った時や暑い夏、冬でもダウンコートなど厚着をした際に暖房が強い場所などにいくと体温が上がります。

身体にこもった熱を逃がさないと熱中症に陥る危険性や内臓や脳にダメージを負うなど深刻な問題を引き起こします。その為汗をかいて、体温を下げる必要があります。これを温熱性発汗と言います。生まれつき体温が高い方や、熱がこもりやすい方に起こりやすくなっています。

これは、身体の防御機能の1種の為、発汗を阻害すると先ほど述べた様な問題が起きる可能性があります。

ただし、暑くて発汗した際に『汗をかいて恥ずかしいので余計に汗をかく』といった精神性発汗と組み合わさり、体温を下げる目的以上に顔汗などが噴き出ることもあります。

 

③味覚性発汗

辛い物や酸味のある物を食した際にかく汗の総称です。

こちらも②と同様に、辛いものを食べた反射作用として自然に発汗してしまう正常な現象です。

刺激性の物を食べると、熱や痛みを司る神経を通じて脳に刺激が伝わります。

その為、脳が勘違いをしてしまい「身体が熱いので汗をかけ」という

指令が下され、発汗に繋がってしまいます。

例えば辛い物を食べた際に大汗をかいてしまい、その汗を見られることが恥ずかしい為

余計に発汗してしまうという方は、①と③が合わさった状態と判断できます。

また、多汗症は交感神経過敏の精神的な原因と言われていますが、

はっきりとした原因はまだ解明されていません。

その為①とも他に当てはまらない例外的にも当てはまります。

いずれにせよあまりにも汗をかく場合は、日常生活に問題を

起こしてしまう可能性もある為、医師に診てもらうことをおすすめします。

 

2 顔汗の対策には、何科を受診すればいいか?

病院に行くと何科に行けばいいのか疑問を持ちます。

それぞれの科の特徴を把握して、どの科に掛かればいいかを判断しましょう。

 

①皮膚科

汗全般に関しては汗の元の汗腺が皮膚に存在していることもあり、皮膚科が適しています

皮膚科でも、ただの汗っかきだと診断される可能性もあるので、多汗症治療を行っている医院やクリニックがおすすめです。

分からない場合はインターネットで『多汗症 皮膚科 ○○(地名)』等で検索すると

近所の医院が検索されるので、ご参考にしてみてください。

こちらでは、外用薬やボトックス注射など幅広い治療が可能です。自分が多汗症なのか診断してもらう為にも、まずはこちらの科で診断してもらうと良いでしょう。

 

②心療内科

緊張や不安から汗を大量にかいてしまい、心理的に大きな負担を強いられている方には心療内科の往診をおすすめします。

行われている療法は、『薬物療法』『認知行動療法』があります。

薬物療法は名前のごとく、薬で精神的ストレスを緩和させ精神的は発汗をさせづらくする直接的な治療法です。

SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)が代表的な治療薬で脳内物質のセロトニンを整え、不安を取り除きます。そうすることで、汗をかいたらどうしようという気持ちを和らげて、汗をかきたくないという心理的なプレッシャーから解放されます。効果が出るまで個人差があり、約2~8週間で症状が緩和されます。

こちらのデメリットは、飲み始めた直後に服用量が自分の精神状態とあっていないと、イライラ怒りやすくなる、不安症状が現れる、吐き気や下痢になりやすい点が挙げられます。

より強い薬もありますが、そちらは依存性が高いので今回は割愛します。

 

一方、認知行動療法は、薬を使わず患者さんが囚われている考え方や行動を変化させていくという、心理的な治療法です。

一例では、「私は汗かきで人に迷惑をかけている」と悩みを抱えている方が、自分に対するネガティブな考えをお医者様と話合います。

どのように行動や思考を変化させれば、物事をポジティブに捉えられるようになるかをお医者様からアドバイスを貰って取り組むことで、心のゆとりをもたらし精神的な緊張を和らげて汗を抑えます。

精神的な発汗は判断しづらいと思いますが、汗をかくと緊張して、余計に汗をかいてしまう方はこちらで診断してもらうのも良いかもしれません。

デメリットとして挙げられるのは、効果が出るのに時間がかかる、お医者様との相性が悪いと改善しないなどのデメリットがあります。

また、お医者様から改善案を出されても自分自身が行動していかなければならないので、その点を気を付けて生活しなければいけないという点もある意味デメリットとなります。

 

③ペインクリニック科

聞きなれない名前ですが近年増えてきた科で、痛みの緩和を目的にした科です。痛みを緩和する際に神経伝達をブロックして脳に痛みの信号が届かない為、『痛い』と感じづらくなります。

それを応用する事で、「汗を出せ」という指令を脳に届かない様に遮断できる為、多汗症治療としても役立っています

簡単な治療では、頚部の交感神経を局所麻酔で痺れさせて、「汗をかけ」という指令を送れなくさせる手法があります。

また、症状がひどい方はEST(胸腔鏡下交感神経節遮断術)という治療法もあります。

大きな病院でしか行っていませんが、発汗指令を行う回路(神経)を医療用のクリップで止めて神経を阻害したり、直接メスで切断して信号を遮断します。

効果は劇的ですが、交感神経は再生力が強く元に戻ってしまう可能性もあります。

 

3 顔汗対策の費用はいかほど?

 

 

 

 

 

費用はそれぞれの病院によって異なりますが、おおよその目安は次の通りとなります。

また、治療費のみの金額ですので、診察代などは別途かかる可能性があります。

皮膚科を受診した際、保険が適用されるケースでは1回約1,000円~4,000円前後です。

一方ESTなどの手術を伴う治療は、保険適用でも10~14万円と高額になります。

更に保険適用されるには医師から「多汗症」と診断されなければ適用されません。

「多汗症」ではないと診断されると、施術には実費で費用を支払う必要があります。

その為さらにお金が必要となるので、お気を付け下さい。

 

顔汗対策の病院のまとめ

顔汗を抑えるには様々な医学的アプローチがありますが、いずれもそれ相応のリスクや手間がかかります。

また、手術を受けるとなると抵抗がある方も多いと思います。

それぞれが現在の症状に最も適した治療をお医者様と相談する事が重要です。

皮膚科が全般的に広く症状を網羅しています。

発汗が複合タイプの場合であれば、まず皮膚科で診断してもらい他の科に紹介してもらうと良いでしょう。

他の記事には手術や漢方など詳しく取り上げたものもありますので、併せて参考にしてみてください。

また、手軽に汗を抑えたいという方は顔汗の制汗剤もあります。

「手術や病院に行くのは怖いけど、何とか抑えたい」という方は一度試してみるのもいいかもしれません。